2015年10月20日火曜日

お高いマルチペンをいくつか買ったけどやっぱりシャーボXが一番手に馴染む

ゼブラのマルチペン、シャーボXを2009年に買ってからずっと使っていた。
初めて買ったお高い筆記具であり、思い入れも強いお気に入りのペンなのだけど、ペン先とリフィルとの間に微妙な隙間があり、筆記中のブレが気になるので新たなペンを模索している。




もともとマルチペンは汎用性の高さが一番のメリットであり、書き心地みたいなのを追求するものではないので、気になるなら単機能のペンを使えばいいだけの話である。ただ、男の子はみんな、一度はパーフェクトストライクガンダムみたいなのに憧れるものなのである。


・セーラー万年筆 プロフェッショナルギア インペリアルブラック4

銀座の伊東屋で見て一目惚れして買った一本。
ノック&ツイスト式というもので、振り子式の要領で希望のペン先のマークを上にしてノックすると出てきて、軸をひねると戻る。



名前の通り上から下までブラックで構成されたデザインがとてもおいしい。持っている時の幸福感が強い。

ただし、シャーボxと同様に筆記中のブレがあるのと、重心がかなりペン尻の方に寄っている。万年筆の場合は軸を寝かせて書くのでこれで良いのだが、ボールペンは立てないと書けないので長時間の筆記には全く向かない。

・トンボ鉛筆 ZOOM L104

発売したばかりのもの。同じくトンボのZOOM L404というペンが欲しかったのだが存在を知った時には生産終了しており手に入れられなかったのだが、今回カラバリを用意し&名前を変えて復活したので、分度器ドットコムにで即購入した。
シャーボxと同じロータリー式で、軸を左右に回すとペン先が入れ替わる。




L104はペン先に遊びがなく、軸のブレは殆ど無いのでとても書き心地がよい。しかし、インペリアルブラック4ほどではないものの重心は若干後ろ寄りなので多少違和感はある。


ここで再びシャーボxを持つと、やはり軸のブレは多少あるものの、それ以外の面で使い勝手が良すぎるということを実感した。

シャーボxはペンの出し入れがロータリー式なので、軸を回すだけで先を入れ替えられる。このおかげでペンを持ち替えることなく入れ替えができ、またノック式のようにカチカチ音もならないので、ストレスがない。




L104もロータリー式なのだけど、回転が重いので片手でするのが億劫になってしまう。また、回転時に多少音がする。ただし、¥1000~¥2000台のロータリー式マルチペンのようなガチャガチャとした音ではないので気になるほどではない。



また、重心位置もペン尻寄りにある2本に対し、シャーボxはほぼペン中央に位置しているので、ペンの重量以上に軽く扱うことが出来る。
ちょうど一昔前のandroidスマホとiPhoneを持った時のような違いがある。iPhoneの方が重量は大きいのに、重心がちゃんと中央にあるため重量が小さいはずのandroidスマホより軽く感じた。
シャーボxには軸のブレという致命的な欠点はあるものの、回転の滑らかさ、重量バランスなどがよく出来た素晴らしいペンだということを再確認することが出来た。お勉強代としてはかなり高く付いている気がするが。。。



もう6年も使っていることもあり塗装がボロボロに禿げてしまっている。なんかスヌーピーコラボの限定デザインとかが出ていてとても可愛いのでほしいなあとか思ったり。